【初心者向け】いまさら聞けない「動的ページ」の仕組みとメリット&デメリット
こんにちは。
WEBサイトづくりで静的ページと動的ページについて、どのように切り分ければ良いのかを習得したスマオカです。
WEBサイトづくりでは、更新頻度が高く常に最新の情報をアップしていきたい場合には、CMS化を行い動的ページにするのが一般的です。WEB業界ではとても当たり前の話かもしれませんが、WEBサイトに直接関わっていない場合は「動的ページ」とはどのようなものなんかと言うのは、伝わりません。
そこで、動的ページについて聞かれたら答えられるように、または知らない場合はこれが動的ページなのだと言うのがわかるように解説したいと思います。
目次
動的ページとは
動的ページとは、WEBサイトにおいてユーザがアクセスするたびにプログラムによってページを生成して表示することを言います。
映像や画像、テキストなどが操作によって変化したり、操作する内容によって表示内容が変化したりします。例えば、サイト来訪者が見たいページを表示させるために、「検索機能」を設けてサイト内を検索して結果を表示させることも動的ページの一つになります。
動的ページにするためには、PHP等のプログラミング言語**を用いて開発する必要があります。そして動的ページでは主に、.aspや.php、.cgi、.pl、.shtmlなどの拡張性が使われます。
動的ページでよく見るページ機能として
- ユーザが指示する特定のカテゴリーに紐づくページを表示させる
- 投稿フォームでコメントを書き込み表示させる
なども挙げられます。
動的ページとは逆に静的ページと言うものがあります。そこで、静的ページの概要と合わせて、動的ページと静的ページの違いについて説明します。
静的ページとは
静的ページは、一言で言うと「HTMLで作成したWEBページ」のことを言います。あらかじめホームページビルダーなどで作成した表示内容が変わらないHTMLページです。1990年代から2000年代前半では、静的ページは一般的でした。
2000年代前半以降から、CMS機能を中心としたブログの登場、WordPressの普及によってアクセスやユーザーの入力内容で、ページの表示が変わる可能性のあるWEBサイト、つまり動的ページが一般化するようになりました。
SNSであるFacebookやTwitterも読み込むたびに表示内容は変化していますので、動的ページの代表格です。
動的ページのメリットとデメリット
WordPressを中心とするCMSが一般化したことで、動的ページの考え方は普及しました。そして、動的ページにする最大のメリットとして「SEO対策」に有効と捉えられていることです。なぜ有効かと言うと、検索エンジンからの評価として内部リンクがしっかりしていることが挙げられます。WordPressもそうですが、CMSを使ってページ追加して行く際、システムが内部リンクをしっかり構築することでクローラーが行きやすくなります。
そのほか、ユーザにとってアクセスするたびに最新の情報が表示されることはユーザビリティ的に最適です。同様に、見たいキーワードに関してリアルタイムで検索してヒットするページが見られることなどもユーザ視点ではとても良いことです。
メリットがある一方、デメリットもあります。
動的ページにすると言うことは、その分サーバ側では常にシステムが稼働していると言うことになります。当然、アクセス数が増えれば、それだけ同時に動く処理は増えます。機能を組み込むごとに処理も増えますので、サーバへの負荷がかかります。例えば、同時アクセス数が増え処理速度が遅くなる場合、表示されるまでの時間がかかることになります。ユーザとしてその待ち時間はとても長く感じて、離脱する原因になる可能性もあるのです。
また、表示面やギミック面で過剰な処理を組み込むことで、ユーザにとって逆に不快に感じる動きになってしまうこともあります。動的ページとして、なんでも組み込むことが正しいとは限りませんので、作り込みにはしっかりとしたプランニングが必要です。
動的ページの仕組み
WordPressもそうですが、動的ページを作成するのに代表的なプログラミング言語として「PHP」があります。 PHPは、WEBブラウザとデータベースとの仲介役となる言語です。PHPの正式名称は、Hypertext Preprocessorと言います。WEBページ上のテキストに埋め込むことであらゆる情報をブラウザ上へ反映することができるのです。
動的ページの代表例として
- 会員登録、編集ページ
- お問い合わせフォーム
- マイページログイン
- 掲示板
- 検索機能
- 予約機能
などが挙げられます。
まとめ
今回は、「動的ページ」について解説してきましたが、いかがでしょうか。
どこまで動的ページにするべきかは、よく検討する必要はありますが、参考となるサイトも多く世の中には存在していますので、それらの動きを見ながらしっかりとした動的ページを制作したいものです。