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【初心者向け】スマホアプリの開発依頼で重要な「OS保証」について解説

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こんにちは。

スマホアプリの発展は、まだまだこれから期待の持てるものだと感じているミツクラです。ただ、最近のスマホアプリでの悩みどころは、どの辺りのバージョンまで対応するか?というものです。スマホアプリの開発で工数がかかるのが、どのプラットフォームまで対応するか?ということです。

今回は、特に「OS保証」に着目して解説します。

目次

スマホ開発の「OS保証」とは?

スマホ向けのアプリ開発を行う場合、アプリのOSバージョンごと、端末ごとに発生する特有の違いをアプリ側で吸収する必要があります。そのOSバージョンごとにアプリ対応を行い、どのバージョンまで対応をして保証できるかを「OS保証」と言います。

それでは、プラットフォームとOSの2つの観点から説明します。

まず、アプリを提供できる場所として、

  • iPhone向け App Store
  • Android向け GooglePlay
  • Amazonアプリ Amazon Appstore

などがあります。

利用者数から見ると、Apple iOSとGoogle Androidの2つが、よく提供されるアプリになります。

シェア率で見ると、世界的にはAndroidが70%以上日本でのシェアはiOSが68%以上のシェアで、海外と日本では逆のシェア率になっています。

▷シェア率参照 http://gs.statcounter.com/os-market-share/mobile/

iOSとAndroidでは開発言語が異なることもあり、どちらかの開発なのか、両方を開発するのかによって単純に費用が2倍近く変わってきます。そうしたこともあり、アプリのターゲットとしているユーザニーズによって、プラットフォームを決めていくことが求められます。

または、WEBベースで開発を行って検証し、改善後にアプリ化するという方法を取る場合もあります。

そして、iOSでもAndroidでも共通しているのが、どのOSバージョンまでアプリ対応をするか?ということです。

iOSは、Apple社が提供しているiPhone端末です。一方のAndroidは、OSを提供しているのはGoogleですが、端末としてはXperiaやGalaxyなどメーカーが異なります。

そのため、メーカーや端末ごとに微妙に仕様が異なる部分をアプリケーション側で吸収する必要があるのです。

一般的には、費用対効果を鑑みて一定のバージョン以上に開発範囲を決めて、動作保証の対象端末を絞ったりします。また、ターゲットユーザが若者の場合、新しい機種やOSバージョンに絞り込むことができますし、逆に年配者がターゲットの場合は、古いOSバージョンや端末を取り込まなければいけない場合もあります。

スマホ開発依頼で確認するべきポイント

アプリ開発において、対応プラットフォームとOSバージョンの他にも確認しておいたほうが良いポイントを解説します。

解像度

これはどの端末をベースに開発するかに関わります。タブレットなのか、もしくはどこまで古い世代端末の解像度なのか。OSバージョンと同様にテストコストに影響します。

対応機種

テスト端末を決める必要があります。テストする端末の機種が増えるほどにコストがかかります。

デザイン

iOSとAndroidでは、デザイン思想が異なり、iOSはフラットデザイン、Androidではマテリアルデザインが一般的です。これもコストに関わってくる部分なので、最初に決めておくことをオススメします。

画面の向き

画面の向きとして、縦か横か、固定にするかなど決めておきましょう。こちらもUI設計やテストコストに影響します。

多言語対応

これはターゲットユーザに関わりますが、日本だけではなく海外展開をする場合は、英語を対応するかどうか。または最初は日本語のみでも、のちに多言語化を考えている場合は、多言語展開しやすい設計をしておくことが必要です。

スマホ開発会社選びで注意するべきこと

アプリ開発を外注する際に、最低限として下記の項目が注意するポイントになります。

✔︎アプリの開発手法

アプリ開発には、ネイティブアプリ、ハイブリッドアプリなどがあります。簡単にいうと、アプリ全体をアプリ言語で開発するのか、一部のみをアプリとして作るのかという違いです。コスト的にはネイティブアプリが、一番コストがかかります。これは、ユーザ目線に立ってどうするか決める必要があります。

✔︎開発言語、フレームワーク

iOSとAndroidでは、開発言語が異なります。また、いくつか開発言語やフレームワークはありますので、開発会社と話し合って開発にあたり最適なものを選ぶことをオススメします。

✔︎開発会社の得意な業界

外注先の開発会社の実績として、得意な業界があるはずです。例えば、業務系開発なのか、ゲーム、EC、コミュニケーションツール、マーケティング広告、などです。

今回の依頼するアプリが、どのような業界なのかによって依頼する開発会社は異なってきます。

まとめ

今回は、アプリ開発におけるOS保証を中心に、そのほかアプリ開発で気にしておくべきポイントについて解説してきました。いかがでしょうか?

スマホアプリの世界は、まだまだ歴史が浅いので各社が試行錯誤しながら開発しているのが事実です。開発コストは決して安くないですので、しっかり費用対効果を見た上で、開発を行う必要があります。

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Profile

ミツクラ
ミツクラ
IT業界歴20年の大ベテラン。 システム会社から大手メーカーに転職。社内のWEB制作チームを率いている。 愛犬「くらのすけ」との二人暮らし。犬の世話といち早く始めた田舎暮らしで IT/WEB業界では珍しい朝型生活を送るようになった。 新人教育には定評があり、部署をまたいでIT/WEB関連の研修を担当。 最近配属された新人スマオカとは、週末になると飲みに行くかわいい後輩の一人。
スマオカ
スマオカ
新卒でWEB制作部門に配属された新人WEB担当。 直属の上司であるミツクラを先生と慕い、自称・ミツクラの弟子。 制作以前に、リサーチや資料作成などを担当しているが、 専門用語が多く、話についていけないことも多々あり、ミツクラ先生を頼る日々。 出不精で、お弁当宅配サービスの無料キャンペーンは絶対に見逃さない。 毎週末ミツクラ先生と飲みに行くのを楽しみに連日の残業にも耐えている。

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