初めて「独自ドメイン」を取得するためのポイントを知る
こんにちは。
このところ、弟子であるスマオカが、めきめき成長していてとても頼もしいと感じているミツクラです。先日解説したサーバー取得と合わせてお問い合わせがあるのが、「独自ドメイン」取得に関する内容です。今回は、そもそもドメインが何なのか、そして初めて独自ドメインを取得する際に知っておくべきことやメリットなどをご紹介したいと思います。
目次
ドメインとは?
ドメインとは、一言で言うと「インターネット上の住所」です。
実は、インターネット上で住所としてウェブサイトを特定しているのは「123.45.67.90」のようなIPアドレスです。数字の羅列だと覚えられないですよね。そこでドメインを設定することで、IPアドレスを記憶していなくても特定のコンピュータへアクセスしやすくすることが可能になります。
普段私たちは、smamitsu.comのようにドメインを覚えたり、ブラウザのアドレスバーに入力して、ウェブサイトやサービスを利用していますよね。
例)ウェブツァイトURL
例)メールアドレス
support@smamitsu.com
WWWがホスト名、smamitsu.comがドメイン名を表します。
ウェブサイトのURLには、ドメインが含まれています。 ドメインの前にホスト名であるwwwの文字列と、ドット(.)の区切りが付与されて、一つのURLになります。 ドメインを取得することで、わかりやすいURLでウェブサイトを公開することができます。
また、メールアドレスは、上記の例のように@以降でドメインが使われます。ドメインによって、メールをどこの住所へ送れば良いか特定しています。@前には、個人を特定できる綴り、社員の名前などを付与して、@を含む文字列全てで一つのメールアドレスになります。
ドメインの種類
ドメインを取得しようとする際に、よく出てくるのが「独自ドメイン」「サブドメイン」などではないでしょうか。独自ドメインとサブドメインの違いについて解説します。独自ドメインは、ユーザーが独自で名前を決めて利用できるようにするドメインのことを言います。サブドメインは、独自ドメインを更に分割して独自ドメインに紐づくいくつかのドメインを生成することを言います。
独自ドメインsmamitsu.com
\ サブドメイン > aaa.smamitsu.com
\ > bbb.smamitsu.com
サブドメインは、独自ドメインの前にドット(.)で区切って文字列を付与して割り振ります。
また、ドメインには分野別に種類もありますので、いくつか紹介します。 下記は、利用する人の居住国に関係なく取得できるドメインです。
- com:企業や商用サービスを表すドメイン。
- net:ネットワークのサービス提供者を表すドメイン。
- org:非営利団体を表すドメイン。
- biz:ビジネスを表すドメイン。
- info:情報の提供者を表すドメイン。
そして、国や地域ごとに割り当てられるドメインがあり、日本では「jp」が該当しています。さらに、jpドメインの中でも指定の文字列が入り、組織が限定されるドメインとして属性JPドメインと言われるものが有ります。
そのドメインの種類が下記になります。
- co.jp:日本国内で登記を行なっている会社が登録可能です(株式会社、有限会社)
- or.jp:特定の法人組織が登録可能です(財団法人、社団法人など)
- ne.jp:ネットワークサービスごとに登録可能です
- ac.jp:学校などが登録可能です(大学、高等専門学校、学校法人など)
- go.jp:日本の政府機関、各省庁が管轄する研究所などが登録可能です
独自ドメインを取得するメリット
独自ドメインを取得する際には、一般的に取得費と、1年単位で更新料が発生します。
そんな独自ドメインを取得するメリットについて解説します。
同じURL(ドメイン)が、ずっと使える
例えば、レンタルサーバー会社などで用意されるサブドメインの場合、そのサーバー会社の都合によってドメインが使えなくなる可能性が有ります。また、すでにホームページを持っていたりすると、URLが変わることによる対応で、かなり専門的知識がないと移行するのが難しくなります。
そこで、独自ドメインを取得しておくと、更新時などに更新手続きを忘れない限り、自分都合以外でドメインが使えなくなることはありません。
専用メールアドレスを使える
独自ドメインを取得することで、専用のメールアドレスを持つことができます。例え何かの都合でサーバーを移行したとしても独自ドメインを保有しておけば、サーバー以降の対応をすれば良いだけなので、メールアドレスが使えなくなると言うこともありません。
SEOで有利となる
独自ドメインを取得することで、ホームページの開設などした際にSEOに有利となることが多いようです。その理由として、ドメイン名とホームページ等の名前の文字列に親和性を持たせることができるからです。
グーグルでは、検索結果の上位1ページ目に同一ドメイン内のページを2つ以上表示させないと言うルールがあり、もしレンタルサーバー等のサブドメインを使っている場合、他社とドメインが被ることが想定されるので、SEO的に不利に働く可能性が出てきます。
まとめ
いかがでしょうか。一言でドメイン取得と言っても、知っておいたほうが良い情報ばかりではないでしょうか。
独自ドメインの取得代行を依頼するにしても、ドメインについての基本的ポイントは押させておいて間違いはないでしょう。