【初心者向け】いまさら聞けないソーシャルメディアとSNSの違い
こんにちは。
WEBサイトへSNSを設置するにあたり、どこに設置するのがデザイン的に効果的でシェアをしてもらえるのか、日々研究中のスマオカです。最近、SNSを調べる中で、ソーシャルメディアとSNSはイコールではないということを知りました。これは、多くの人に知ってもらいたいと思いましたので、実は「いまさら聞けない」ソーシャルメディアとSNSの違いについて解説いたします。
目次
そもそもソーシャルメディアとは?
ソーシャルメディア=SNSだと混同される場合が多いのですが、実はソーシャルメディアとSNSは同一ではありません。海外のSocial Media Landscapeを見ても、「SNSは、ソーシャルメディアの中の構成要素の一である」ということです。
参照 : https://www.socialmediamodellen.nl/2018/07/social-media-landscape-update-2018/
では、そもそもソーシャルメディアとは何なのか、説明します。
ソーシャルメディアは、誰でも参加ができる拡張性のある情報発信技術を使って、社会的な相互作用の効果を経て広がるように設計されたメディアです。WEB2.0の概念を具現化した一つの形としても考えられています。まだまだ、インターネットが普及する前は、掲示板(BBS)やブログなどがソーシャルメディアの一つでした。最近は、WikiやSNS、ミニブログ、動画配信サービス、ショッピングサイトの購入者評価欄なども含まれています。
ソーシャルメディアは、マスメディアとも違い、情報発信者と受信者が蜘蛛の巣状につながっているメディアになります。そして、情報発信者は別では情報受信者にもなりますので、拡散が起こるのです。
SNSとは何か
SNSとは、Social Networking Service/ソーシャルネットワーキングサービスの略です。インターネット上で人と人が繋がり、交流を楽しむコミュニティ型のサービスです。SNSでは、家族や友人、知人との交流だけではなく、趣味やスポーツ、サークルなどの交流関係を深めたり、幅広いコミュニケーションを取ることができます。
ソーシャルメディアの中の一つとしてSNSがあることになるのですが、SNSは人と人との繋がりや可能性が強い、コミュニケーションのソーシャルメディアと言えます。
例えば、「ブログ」はソーシャルメディアになりますが、SNSではありません。ブログを通したコミュニケーションを図ることは可能で、コミュニティづくりもできるのですが、SNSとは目的が異なります。
SNSの機能
SNSは、主に5つの機能から構成されています。
- 自分のプロフィール公開する機能
- 「ウォール」上にテキストや写真、動画を投稿し、他のユーザがシェアやコメントができる機能
- 会員同士でDM(ダイレクトメール)やチャットを送受信できる機能
- 未会員の招待機能
- 各カテゴリに合ったコミュニティ機能
SNSの種類
SNSは、大きくわけて4つの種類に分けられます。それは、「交流SNS」「メッセージSNS」「写真共有SNS」「動画共有SNS」になります。
そしてその種類では、代表的なSNSサービスが振り分けられます。
交流SNS
会員同士の意見交換や情報交換ができる交流SNS。この代表的なSNSとして、FacebookやTwitterが挙げられます。Facebookでは、リアルな「繋がり」をインターネット上で再現します。現在、世界最大のSNSです。世界で15億人以上のユーザがいると言われています。そしてTwitterは、140文字以内の文章でつぶやき、情報を共有する無料のサービスになります。
メッセージSNS
メッセージSNSは、内容を公開して拡散するというよりもサービスに登録している会員同士のメッセージやチャットのやり取りを楽しむためのものになります。LINE(ライン)がそれに当たるのですが、ラインは主にスマートフォン向けに開発されました。iPhoneやAndroidで無料の通知やメッセージ送受信が可能なアプリです。
写真共有SNS
これは、Instagram(インスタグラム)の登場によって、世界において写真でのコミュニケーションが活発になります。インスタグラムの普及が進んだ理由の一つは、画像の加工力にあります。撮影した写真をインスタグラム上で、アップする前に20種類のフィルターからユーザが好きなものを選べるようになっているのです。写真を使ったコミュニケーションとして若い女性を中心に爆発的に広まりました。
動画共有SNS
動画で情報共有をして会員同士のコミュニケーションが図られます。YouTubeが代表的なSNSです。ユーチューブは、会員登録することで誰でも無料で動画をアップロードして公開することができます。最近では、多くのユーザを集める投稿者を「ユーチューバー」と言い、多額の広告収入を得ています。
まとめ
ソーシャルメディアとSNSの違い、そしてSNSにはどのようなサービスがあって特徴が何なのかを説明してきましたが、いかがでしょうか。ここの内容を読むことで、ソーシャルメディアとSNSを混同することはないと思います。
今は気づいていないだけかもしれませんが、今後新しいSNSが登場するかもしれません。とても移り変わりの早い業界なので、置いて行かれないように常に最新情報へアンテナを張っておきましょう。